第1遊具の認識形式
Erkentnisformen über 1 Spielgabe


 フレーベルが『同志と同一の協力のもとに活動している者のための日曜紙』に掲載した第1遊具の「認識 の形式」の一例を記しておくことにする。『「ボールは何処」「ほら、あった」「ボールは今、子どものそ ばに留まってます」、あるいは、ボールを手の中にとじ込んで、「ボールは何処」再び手を開きながら、 「ほら、ボール」。
何らかのくぼんだものの中で、いくぶんか丸めた掌の中で、ボールの重心を、あるいはむしろ、支点を絶 えず変えることによって、ボールを絶えず自分自身の中心点の周りで走るようにすることは、美しくて、子 どもが特に喜ぶ提示の1つです。この遊びは、ボールを上と同じ方法で、受け皿の中で動かすことによって 格別に素晴らしくなります。ボールが落ちないで、皿の縁の上スレスレで走り廻れるようになるのです。こ の提示を、「上手に踊れ」とか、「ごらん、ボールが踊ってる」などと、子どもにみせることができます。 あるいはまた、ボールに再び紐をつけ、ボールを斜めに立てた他方の手の反対側に動かしながら、「無くな った」「何処」ボールを再び手の前に動かして、「あった」』と、大人の掌で包み込んで隠したり、「ボー ル」が受け皿の縁を走り回るような、子どもの眼には捕らえきれなくて、出現、消失を繰り返すように見え る提示を試みて、ある(現存)、ない(消失)、出てくる(再来)の感覚を提供している。
『ボールを何か完全に取り囲むものの中に、例えば、ボールの箱、沈めながら、「深く、中へ」。ボール を箱の中に再び閉じ込めながら、「ボールはいなくなった」「ボールは眠りたい」「子どもは疲れた。そう、 ボールは疲れた。ボールも眠りたい」』と、子どもの共同感情に働きかけ、現存、消失の感覚を共有する提 示をしている。
なお、「ボールを捕まえてごらん」(図27)、「ボールを引っ張ろう」(図28)、「深い中から見つけよ う」(図29)、「ボールを探そう」(図30)の説明は1838年1月21日、1月28日、2月4日、2月11日の 『同志と同一の協力のもとに活動している者のための日曜紙』にはない。1838年発行の『第1遊具の手引書』 には図29と図30の説明があるが、図27と図28の説明は日曜紙にも「手引書」にもない。


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