第2遊具の生活形式
Lebensformen über 2 Spielgabe




『第2遊具の手引書』の中でフレーベルが例として挙げた部分を紹介しておくことにする。 「ある時は、立方体は子どもにとって、何かを置く机であったり、ある時は、母が足を載せる 台であったり、ある時は、母が子どもと座るイスであったりする。さらに、子どものために何 かを料理するカマドになり、ある時は、何かがしまわれている箱であったり、ある時は、閉ま ったタンスになる。ある時は、鍵のかかった家であったりする。さらに、蓋をした井戸であっ たりする。最後には、火にかけるストーブになり、あるいは、荷おろしされたコンテナになる。 さらに他の場合には、子どもにとって、何かを叩くハンマーであったりする。もう一度、棒を 辺に差し込んで、スキに、次には、棒を各に差し込んで、畝を掘るツルハシになる。最後には、 もう一度、自転する子どもになる。踊る少女になる。自分の尾を捕まえようとする子ネコにな る。そして再び、屋根とか山から落ちる雪玉、雪崩になる。割れて谷に落ちていく岩石になる。 あるいは、底面で置き、棒を上面に垂直に差し込んで、ひょろ長い小さな樹が植えられている 植木鉢になる。などなど」と記述しているように、共通した要素を「直観」できるようにして、 様々な観点で様々な事物を提示する方法を示唆している。また、「球体」での「模倣」活動に ついては第1遊具の「ボール」で述べた内容を参考にするように指示している。「立方体」で の「模倣」活動は「人工的な事物や無生物」が意図的に選ばれており、第1遊具の「ボール」 の「模倣」活動で見たように、「ボール」の「模倣」活動は「生き物」が多い。フレーベルに とって、「立方体は自然や、人間と子どもの生活状態の中の特異なものに関する直観手段であ り、入門手段である」という役割を持ち、「立方体」と対立する「球体」は生き物を「直観」 する入門手段であったと考えられるであろう。さらに、フレーベルは、「立方体の上に球体が 載るという結合において、生命あるものの具体的表現、生きているものの具体的表現、しかも、 自ら自発的に行為する生きているものの具体的表現として、立方体と球体の両者が現れる。い な、人間自体の具体的な表現さえ暗示している」と記述し、「立方体」と「球体」が結びつい た時、人間のような自発的に行為する生き物の特性を「模倣」することが可能な人形が出現す ると指摘している。単に、「立方体」の上に「球体」を載せた人形であるからこそ、お父さん やお母さん、おじいさんやおばあさんなどの身近な人達を「模倣」することができるわけであ る。フレーベルの自筆の「遺稿」に鉛筆での下絵でしか残っていなかったが、『立方体の面に 紐を付け、荷車の梶棒に見立てて、「私は荷車としてあなたに奉仕します。何か運びましょう か?」という活動や、立方体の稜に紐をつけ、紐を下にして引けるようにして、「私は1台の 橇です。あなた一人でも簡単に私を引っ張れます」(図28)』と「模倣」する活動も紹介され ている。




生活形式にもどる

wieder zum Lebensformen zurück
遊具の3形式にもどる 

wieder zum 3 Formen zurück
フリードリッヒ・フレーベルの
メニューにもどる

wieder zum Seite über Friedrich Fröbel zurück
メニューにもどる

wieder zum Heimseite zurück