荘司泰弘の論文のデータ・リスト

荘司泰弘のフレーベルに関する論文のデータ・リスト

フリードリッヒ・フレーベルの養成校出身者の影響
諸外国における幼稚園導入過程から見た現代日本の保育
科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C)報告書
2017年3月

科学研究費助成事業(課題番号:26381054)諸外国における幼稚園導入過程から見た現代日本の保育―新しい保育史観の試み―において、フレーベルの養成校出身者がドイツやアメリカ、日本にどのような影響を与えたのか報告した。

p.79-99

フリードリッヒ・フレーベルの教育遊具の研究(その3)
「作業具」をめぐって
日本ペスタロッチー・フレーベル学会 学会紀要 人間教育の探究 第25号
2013年6月

フレーベル以外の手が介在しすぎて茫洋となった作業具をフレーベル自身の遺稿や遺品から明確にした。面の分解系列として「色板」、 線の分解系列として「色棒」、点の分解・結合系列として「豆と棒」、面の結合系列として「ボール紙の造形」、線の変形系列として「織り紙」「組み板」、面の変形系列として「折り紙」「ボール紙の造形」「切り紙」、立体の変形系列として「木材の彫刻」「粘土」を紹介した。
レフェリー付き論文
p.1-26

幼小連携におけるPDCAサイクルの活用
生活科への保育PDCAサイクルの導入
常磐会短期大学 紀要 第14号
2012年3月

文部科学省科学研究費補助金平成23年度基盤研究(C)「子どもの成長を的確に捉える観察視点・評価基準に基づいた保育PDCAサイクルの構築」の報告として、幼小連携科目の生活科にPlan-Do-Check-Actionサイクルを導入した。
p.89-98

フレーベルの恩物研究(第24報)
面の系列の作業具(紙の素材)
常磐会学園大学 研究紀要 第12号
2012年3月

フレーベルの作業具のうち、面の系列として、「折り紙」、「織り紙」、「切り紙」を紹介し、遊具と異なり作業具は自然染料で彩色されており、デザインの基本形として表現することが目的であるが、紙素材の遺品や原典は少なくフレーベルから口伝を授かった現場の保育者からの作業内容を用いて紹介した。
p.29-40

フレーベルの恩物研究(第23報)
面の系列の作業具(木の素材)
常磐会学園大学 研究紀要 第11号
2011年3月

フレーベルの作業具のうち、面の系列として、「木の制作」、「色板」、「組み板」、「棒」を紹介し、日本には作業具と遊具が混同されて伝わり、小学校に相当する連絡学校や基礎学校の教材が幼稚園で用いられていたことを指摘した。
p.19-34

フレーベルの恩物研究(第22報)
立体の系列の作業具
常磐会学園大学 研究紀要 第10号
2010年3月

フレーベルの作業具のうち、立体の系列として、「粘土」、「マメと棒」、「ボール紙の造形」、「木の制作」を紹介し、系列や順序性は大人のためのガイドラインであり、子どもが自由に自発的に創造的活動衝動を充たそうとする作業活動を支えることが大切であると指摘した。
p.55-68

フレーベルの恩物研究(第21報)
作業としての活動遊び(身体遊び)
常磐会学園大学 研究紀要 第9号
2009年3月

身体をもちいる活動遊びとして、フレーベルが実施した畑の手入れ、小動物との触れ合い、散歩、集団の活動遊びを紹介し、屋外での身体を用いた活動は日本に導入された際、室内での活動に変更されたため、屋外環境がもたらす「生命化」がなされなかったことを示した。
p.25-38

フレーベルの恩物研究(第20報)
作業としての活動遊び(手遊び)
常磐会学園大学 研究紀要 第8号
2008年3月

手遊びによる活動遊びを紹介し、作業としての手遊びがマターナルケアとして理解されていたことを述べ、四肢の訓練と理解された日本には『母の歌と愛撫の歌』の真意が伝わらなかったことを示した。
p.73-86

荘司雅子におけるフレーベル受容(その1)
日本ペスタロッチー・フレーベル学会 学会紀要 人間教育の探究 第17号
2005年6月

日本のフレーベル研究者荘司雅子(1909-1998)のフレーベル研究の歩みを出版物、講演録、講義録で辿り、フレーベル思想がどのように日本に受容され、展開していったかを考察した。荘司雅子はフレーベルの「人間教育」を「人間性の教育」へと展開したことがわかった。
レフェリー付き論文。
p.1-16

生命の表現に関する環境
山口大学教育学部 附属教育実践センター 研究紀要 第16号
2003年8月

文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C)(2)「韓国の幼児の表現活動と文化的背景の関連性に関する教科教育内容研究」の継続報告として、韓国の幼児教育における表現活動の保育材や保育環境などの保育財を明らかにし、歴史的・民族的な文化背景との関連性を考察した。
p.1-14

フレーベルの恩物研究(第19報)
作業具について
山口大学教育学部 研究論叢 第52巻 第3部
2003年1月

フレーベル遊具と作業具が相互補完してフレーベル教育遊具となるが、日本では作業具を遊具として誤紹介した経緯がある。フレーベルの遺稿と原典から作業具の概要を紹介した。
p.247-270

生命を表現する教育課程
山口大学教育学部 附属教育実践センター 研究紀要 第14号
2002年7月

文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C)(2)「韓国の幼児の表現活動と文化的背景の関連性に関する教科教育内容研究」として「幼児教育の教育理念・教育課程の研究」の分担部分の論文で、韓国の幼児教育における表現活動の教育理念・教育課程と活動内容を明らかにし、歴史的・民族的な文化背景との関連性を考察した。
p.13-26

「小さな輪」と時間遊び
日本ペスタロッチー・フレーベル学会 学会紀要 人間教育の探究 第14号
2002年5月

フレーベルの遺稿から「小さな輪」の発想を考察し、系列や形式は大人のためのものであり、子どもは好きな部分を自由に取り出し、何度でも繰り返して遊ぶことができるように配慮されていたことを紹介した。
レフェリー付き論文
p.41-57

フレーベルの恩物研究(第18報)
「園庭」について
山口大学教育学部 研究論叢 第51巻 第3部
2001年12月

フレーベルの遺稿から、キンダーガルテンは屋外の活動を主としていたことを紹介し、教育遊具は生命に溢れた園庭で用いてこそ教育遊具としての魅力を発揮することを述べた。
p.227-242

フレーベル思想の今日的意義
名古屋柳城短期大学 研究紀要 第20号
1998年12月

創立100周年記念講演として、フレーベルが拠り所としていたプロテスタントのキリスト教思想抜きで「キンダーガルテン」が日本に紹介されたために生じた「人間教育」の欠如について論じ、子どもから学ぶこと、子どもに生きることの大切さを指摘した。
p.13-22

乳幼児のフレーベル教育遊具
ボールを中心に
日本乳幼児教育学会 学会紀要 乳幼児教育学研究 第6号
1997年11月

フレーベルの第1遊具の正確な形状と思想背景、使用方法をオリジナル文献を用いて紹介した。
レフェリー付き論文
p.13-24

Fröbels Spielgabenforschung (N r.15)
Fehlformen der Rezeption der Fröbelschen Spielmittel in Japan
山口大学教育学部 研究論叢 第46巻 第3部
1996年12月

フレーベルの死後、マーレンホルツ・ビュローの性急な活動により、遊具や思想に関する混乱した情報が広がり、現場からの指摘によって混乱が修正された頃、アメリカを経由して第1から第6遊具だけが混乱した情報のまま伝来したため、日本には正確な形態が伝わらなかったことをドイツに報告することを意図したため、ドイツ語で論じた。
p.169-178

フレーベルの恩物研究(第14報)
「遊具」の誤導入について
山口大学教育学部 研究論叢 第43巻 第3部
1993年12月

フレーベルの遺稿をもとに、第1恩物から第10恩物について述べ、日本には第1恩物から第6恩物しか伝わらなかった経緯について論述した。明治以来、日本で使われてきた第7から第10恩物はフレーベル本来の第7から第10恩物ではないことを明らかにした。日本に現存していた第7から第10恩物は幼児のための作業具であって、フレーベルの述べる恩物とは言えないことを明らかにした。
p.269-281

フリードリッヒ・フレーベルの教育遊具の研究(その2)
「14の立体」をめぐって
日本ペスタロッチー・フレーベル学会 学会紀要 人間教育の探究 第6号
1993年12月

フレーベルが考案した幼稚園と小学校を結ぶ連絡学校の制度を紹介し、日本には伝わらなかった連絡学校の教材であった「14の立体」をフリードリッヒ・フレーベル博物館に現有するオリジナルからレプリカを製作し、形態と使用方法を紹介した。
レフェリー付き論文
p.19-31

フリードリッヒ・フレーベルの教育遊具の研究(その1)
フリードリッヒ・フレーベルの遺稿を中心として
日本ペスタロッチー・フレーベル学会 学会紀要 人間教育の探究 第5号
1992年10月

フレーベルの遺稿をもとに、第7恩物から第10恩物までを掘り起こし、遺稿の論文名「これまでに大部分完成ずみのフリードリッヒ・フレーベルの遊具箱、作業箱および作業具の全体的概観」に沿って第3から第10恩物をフレーベルが述べている寸法と形に沿って作成した。
レフェリー付き論文
p.37-55

フレーベル恩物とモンテッソーリ教具の比較研究
宗教観をめぐって
日本ペスタロッチー・フレーベル学会 学会紀要 人間教育の探究 第4号
1991年9月

フレーベルの恩物とモンテッソーリの教具をフレーベルとモンテッソーリの宗教観の相違という観点から検討し、宗派の違いから生じるものとして(1.恩物の系列性は絶対的ではないが、教具の系列性は変更を許さないこと2.恩物は創造性や想像性を尊重するが、教具は確実性を求めること3.恩物は形や使い方を変える自由があるが、教具は形や使い方に制限があること)の3つの相違点を述べた。
レフェリー付き論文
p.55-70

Fröbelの恩物研究(第12報)
「宗教観」について
山口大学教育学部 研究論叢 第40巻 第3部
1991年1月

恩物に現われているプロテスタントの考え方について検討した。結果として(1.子どもの可能性を信頼する性善説の立場2.ものを創りたい衝動としての表現3.大人と子どもを平等に扱う対等の生き方)の3点がフレーベルの恩物の中にプロテスタントの考え方として現われていることを検討した。
p.157-168

Fröbelの恩物研究(第11報)
第4恩物の保育目的
山口大学教育学部 研究論叢 第39巻 第3部
1990年1月

第4恩物(縦6㎝、横3㎝、高さ1.5㎝の直方体8個で構成された木製の積み木)の直方体の本質と保育目的との関係を明らかにした。直方体の不均等な形が、縦・横・高さが均等な立方体と異なっているという観点に立ち、フレーベルの第4恩物に関する諸論文から、第4恩物の保育目的として(1.生活の中の秩序の感知2.数量の合一の直観3.造形による内面の表現)の3つを選んだ。不均等な直方体の形により、第3恩物よりもさらに多様で、複雑な形を表現できることに第4恩物の意味を見いだした。
p.269-280

子どもの育ちと環境
共同遊びをめぐって
山口大学教育学部 附属幼稚園研究紀要 第17巻
1989年11月

集団遊びと共同遊びの違いを述べ、宇宙を自然有機体と考えるフレーベルの部分的全体の思想を紹介した。共同体としての幼稚園の役割を確認し、異年齢同集団で幼稚園が構成されている意味と共同遊びを援助する物的環境を述べた。
p.72-80

フレーベル恩物とモンテッソーリ教具の比較研究
色彩感覚をめぐって
日本ペスタロッチー・フレーベル学会 学会紀要 人間教育の探究 第2号
1989年8月

フレーベルの恩物とモンテッソーリの教具とを、色に関して比較した。なぜフレーベルが6色のボールと色板にしか色を取り入れなかったのかを探ろうとした。そこで、彩色した積み木と無彩色の積み木の嗜好性を交差実験法によって調べたが、幼児は彩色積み木を好むという実験結果を得た。なぜフレーベルが彩色しなかったのかの理由は得られなかった。
レフェリー付き論文
p.99-111

Fröbelの恩物研究(第10報)
第3恩物の保育内容
山口大学教育学部 研究論叢 第38巻 第3部
1988年12月

第3恩物の保育内容を、フレーベルの生活の形式・美の形式・ 認識の形式という3つの遊びの形式から述べ、生活の形式を模倣として、美の形式を動きとして、認識の形式を比較として、それぞれ例示した。フレーベルは遊び方に3つの形式があることを述べているが、8個の小立方体全部を使って、少しづつ移動させていくことに意味を見いだした。
p.231-239

子どもの生活を豊かにする環境
山口大学教育学部 附属幼稚園研究紀要 第16巻
1988年6月

子どもの精神世界がアニミズムを基礎としていることを述べ、共同原理に裏付けられたフレーベルの保育環境と、子どものサイズに調整されたモンテッソーリの物的環境を取り入れることを勧めた。
p.85-94

Fröbelの恩物研究(第9報)
第3恩物の実験
山口大学教育学部 研究論叢 第37巻 第3部
1987年12月

第3恩物の堅さ・表面状態・面取りについて交差実験法によって調べた。堅さ(木・コルク・シリコーン)については木製のものをむこと。表面状態(ザラザラ・スベスベ)については滑らかなものを好むこと。面取り(角のはっきりしたもの・面取りしたもの)ついては角のはっきりしたものを幼児は好むという実験結果を得た。
p.127-136

子どもの主体的な生活をめぐって
自己活動と幼稚園
山口大学教育学部 附属幼稚園研究紀要 第15巻
1987年6月

子どもの自己活動を尊重するために、フレーベルの援助的教育(動的・服従的教育)が大切であることを述べ、建設的創造活動を援助する保育環境を幼稚園が提供することを勧めた。
p.52-61

Fröbelの恩物研究(第8報)
第3恩物の保育目的
山口大学教育学部 研究論叢 第36巻 第3部
1986年12月

第3恩物(一辺3cmの立方体8個で構成された木製積み木)の本質である「部分と全体の関係」から保育目的を求め部分と全体の関係を提示するという観点に立ち、フレーベルの第3恩物に関する諸論文から第3恩物の保育目的として(1.対調和の法則を継続して提示する2.立方体の内部の力を知らせる3.多種多様な事物・事象を模倣する4.事物の中の統一を直観させる5.部分的全体の法則を教える)の5つを選んだ。フレーベルは積み木としての建築遊びを主に述べたが、8個の小立体を全部使うことによって、部分と全体の関係の意味を見いだした。
p.105-110

Fröbelの恩物研究(第7報)
第2恩物の保育内容
山口大学教育学部 研究論叢 第35巻 第3部
1986年1月

第2恩物の保育内容を、生命遊び・感覚遊び・模倣遊び・活動遊びに分類した。生命遊びを立体の影の観察で、感覚遊び立体の回転で、模倣遊びを紐をつけた立体を用いてものの動きに見立てることで、活動遊びを転がる立体の後を追う運動として、それぞれに例示した。フレーベルは第2恩物が木製であるがゆえに動かしやすくなったことを述べているが、第2恩物の材質が、木材なるがゆえに明暗がはっきりしたり音がすることについての効果を検討した。
p.163-175

Fröbelの恩物研究(第6報)
第2恩物の実験
山口大学教育学部 研究論叢 第34巻 第3部
1985年1月

第2恩物の保育時期・順序性・大きさについて交差実験法によって調べた。円柱体と立方体の実験では、両者の保育時期は2歳(24カ月-35カ月)が最適であり、空間知覚の発達に準拠すること、直径3cm・6cm・9cmの木製円柱体の実験では、6㎝が適切であるという実験結果を得た。
p.147-156

Fröbelの恩物研究(第5報)
第2恩物の保育目的
山口大学教育学部 研究論叢 第33巻 第3部
1984年1月

第2恩物(木製の直径6cmの球体・木製の直径6cm、高さ6cm円柱体・木製の一辺が6cm立方体)の本質である「対立物の調和」から保育目的を求めた。対立するものの調和を提示するという観点に立ち、フレーベルの第2恩物に関する諸論文から、第2恩物の保育目的として(1.生命の合一傾向をより明確に実観させる2.対立調和の法則を理解させる3.生命の合一方法を教える4.手指を鍛練する)の4つを選んだ。フレーベルは3体の形の差を停止した状態で述べているが、回転状態を加えて検討した。
p.125-137

Fröbelの恩物研究(第2報)
第1恩物の実験
大阪教育大学 研究紀要 第31巻
1983年2月

第1恩物の保育時期・重さ・大きさ・堅さについて交差実験法によって調べた。木製の球体と円柱体の実験では、球体を利用しての保育時期は1歳(12カ月-23カ月)が最適であること。20gと80gの毛糸製ボールの実験では、重さの弁別に差異がないこと、3㎝・6㎝・9㎝の毛糸製ボールの実験では、6㎝の大きさが最適であること、中心にスポンジを入れた毛糸製ボールと木製ボールの実験では、スポンジ入りの毛糸ボールの方が好まれるという実験結果を得た。
p.151-162

Fröbelの恩物研究(第3報)
第1恩物の保育内容
山口大学教育学部 研究論叢 第32巻 第3部
1983年1月

第1恩物(6色の毛糸製のボール)の保育内容を生命遊び・感覚遊び・模倣遊び・活動遊びに分類した。生命遊びはボールの隠れんぼで例示し、感覚遊びをボールの揺れで例示した。模倣遊びをボールを用いてものの形や動きに見立てることで例示した。活動遊びはボールを使って身体を動かす運動として例示した。フレーベルの第1恩物が持つ意味を考察し、フレーベルが述べていることを実際に第1恩物を動かす試みをしてフレーベルの意図を確かめた。
p.113-122

情緒障害児の治療遊具研究
ボールの効用について
大阪信愛女学院短大学 研究紀要 第14号
1980年3月

攻撃性情緒障害児の治療に第1恩物(ボール)を用いたケースの紹介と、第1恩物の治療因子の分析を試み、ボールが有する安定性と完全性が治療に有効であることを述べた。
p.53-59

Fröbelの恩物研究(第1報)
第1恩物について
大阪教育大学 研究紀要 第27巻
1978年1月

第1恩物(6色の6㎝の毛糸製ボール)の保育目的を再考した。生命合一の傾向を直観させる、自然界一般の諸法則を理解させる、生命段階を教える、四肢を鍛錬することの4つを保育目的として設定した。
担当部分:pp.13-18





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